膠原病の治療法について
膠原病の治療法
基本は「異常な免疫反応と炎症反応を抑える事です。」
薬物療法
それぞれの治療法にどうしても副作用を伴う恐れのあるものがありますので、必ず、お医者さんの指示通りに薬を服用して下さい。副作用については、主治医のお医者さんが注意して下さっています。
副腎皮質ホルモン薬(ステロイド剤)
強力な抗炎作用があり、異常な免疫作用を抑える働きを持っています。即効性があり、膠原病の中で全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、結節性多発動脈炎、混合性結合組織病等に欠かせない薬です。
【治療を受けている方が気づきやすい副作用】
筋萎縮、ニキビ、紫斑(紫色の斑点)、皮膚線条(妊娠線の様な線が皮膚に現れる多毛、むくみ、頭痛、食欲亢進等。
【副作用】
胃潰瘍、感染症、糖尿病、骨粗鬆症、骨壊死、副腎機能低下、動脈硬化、 血栓症、緑内障、白内障、情緒不安定等。
非ステロイド抗炎症薬
炎症反応による熱を下げる。関節の痛み、こわばり等の症状を和らげる。
免疫調節薬(抗リウマチ薬)
主に、慢性関節リウマチに使われ、病気の進行を抑えます。
この薬で免疫反応をコントロールし、慢性関節リウマチの異常な免疫反応を正常化させる働きがあります。
免疫抑制薬
膠原病の免疫反応にかかわる細胞を抑え、異常な免疫反応を抑制する働きがあります。
【副作用】
貧血、感染症等、正常な細胞を抑えてしまうために起こります